ネガティブ感情よ、さようなら「ディフュージョン」テクニック
皆さんこんにちは。心空です。
もう2か月ほど、記事のUPを放置しておりました(~_~;)。ごめんなさい。
では大変遅れましたが、ディフュージョンの具体的なテクニックをご紹介します。
前回の内容をちょっとだけ復習しましょう。
フュージョンとは?
妄想と現実の境目が無い状態のことを、ACTでは「フュージョン」といいます。
「自分なんて無能だ」なんて思いが沸き起こってきた時に
妄想と現実のフュージョンを起こしてしていると、本当に無能な自分になってしまうんです。
ただの妄想を、実際に目の前で起きている現実だと信じ込んでしまうんですね。
これはもったいない・・・。人生がもったいないです。
だってこの世で生きていられる時間は限られているのに、
無能な自分を演じている間は、どんな行動もプラスにならなくなってしまうじゃないですか!!
そこで妄想と現実を切り離して現実に意識を戻すテクニックが、ディフュージョン(脱フュージョン)になります。
ディフュージョン状態になると・・・
ディフュージョン状態になると、どんなことが起こるでしょう。
それは、頭の中の妄想が、単なる「絵」になるんです。
美術館で絵画作品を見ている時のように
その妄想が自分を攻撃したり傷つけることはないと自覚できるようになります。
そして自分の人生にプラスになることや、
やっといたほうがいいと思うことなど、
人生にプラスになる時だけ、その妄想に注意を向けられるようになります。
つまり、妄想を使い勝手良く扱うことができるようになるのです。
では妄想と現実を切り離す、ディフュージョンをやってみましょう。
紙とペンを用意してください。
「~という考え」ワーク
皆さんがうっかり妄想とフュージョンしてしまう時、
自己評価はどのようなものでしょうか?
「自分なんてダメだ」「自分は人付き合いが下手だ」
など、ネガティブな評価をしていると思います。
自分が抱いている自己評価を書き出してみてください。
↓
そして書き出した内容を
「私は『自分は○○だ』という考えを持っている」
という形式の文章に書き換えて下さい。
「私は『自分は○○だ』という考えを持っている」
上記のように書き換えることによって
○○という考えを持って苦しんだり悩んだりしている自分を、
どこかで見つめている私がいるような感覚になれます。
いわゆる映画を見ている観客のような視点で
自分を見つめることができるんです。
頭の中でこれをやるよりも、
文字にして紙に書くことをおススメします。
手を動かして書くことで頭の中が整理され、
客観的な頭に、即切り替えられるようになります。
物語にタイトルをつけるワーク
自分のネガティブ思考にタイトルをつけるテクニックです。
これは「反すう思考」のセミナーの時にご紹介しました。
参加した方は復習と思って読んでください。
実生活の中でネガティブな妄想が浮かんでくることは、
まぁちょこちょこあります。
その妄想に「〇〇の物語」と名前を付けてみましょう。
私は、
まだまだ練習しなきゃいけない、もっと勉強しなきゃいけない・・
なんて考えが浮かんできたときに、
その考えを「マダマダちゃん物語」と名付けました。
まだ足りない、まだ駄目だ、という妄想。
じゃあどこまでやればまだまだじゃなくなるんだ?と自分に尋ねると、わからないんです。
そう、まだまだな自分を卒業する基準がわかってないんです。
このままだとどこまでも未熟者で、頑張り続けていかなきゃならなくなります。
疲れちゃいますよね。いやですそんなの。
皆さんも自分のネガティブな妄想に、名前つけてあげましょう。
その妄想は単なる物語に過ぎない、実際に起きたことではないということに気付きます。
主観的な過去を客観視すると・・・
例えば過去の嫌な思い出を妄想していたとしても、
その思い出が100%真実かどうか、どうやって判断しますか?
もしかしたら、自分の思い込みが作った解釈(物事の捉え方)が、
その妄想を悲劇的にしていませんか?
このテクニックは、過去の嫌な記憶のフラッシュバックにも有効です。
フラッシュバックから反すう思考に移行してしまう前に、「〇〇物語」とネーミングをつけましょう。
今頭の中に浮かんだものは、単なる妄想物語に過ぎないと気づくことができます。
今日のお話はここまでです。次回またディフュージョンテクニックをご紹介します。
それでは告知させて下さい!
親と子の幸せ作り占星術
今回はセミナーではなく、90分のセッションをしていきます。
親子関係って身近なだけにぶつかり合いも多いですよね。
特に母親と子供は本音同志のぶつけ合いをしているので
時にうっかりガミガミ説教してしまったり
ものすごい心配をしてしまうことも多々あります。
私と子供の関係って、どんな姿が理想なの?
という疑問を、心理占星術の視点も含めて
応え探しをしていくセッションです。
思い当たる方、ご都合がよければ、ぜひいらしてください。
リンクはこちらです。