ネガティブな感情を即脱出!ディフージョンその②
みなさんこんにちは。心空です。
先々週からメルマガ復帰した第一弾が「ディフュージョン(脱フュージョン)」でした。
前回に引き続きここからしばらく、このディフュージョンのテクニックをご紹介していきます。
妄想とフュージョンしている自分自身を「今ここ」に戻すテクニック第二弾。今日はちょっと遊び心をくすぐられるテクニックです。
こんなふざけたやり方で、ディフュージョン出来るの??と思われた方。出来ます。出来るんです(笑)
思考の替え歌ワーク
- では、あなたのネガティブな自己評価は何でしょう。あなたのマインドはあなた自身のことをどんな人間だと言っていますか?
- 「私は生まれない方がよかった」「私は役立たずだ」など、深刻な自己評価(←実は私が思っていたことです)を、ハッピーバースディのメロディーに合わせて歌ってみます。
「生まれない方がよかったぁぁ、生まれない方がよかったぁぁ、ワタシは生まれちゃいけなかったぁぁ(超字あまり💦)、生まれない方がよかったぁぁ♪」
- 次はジングルベルのメロディーに合わせてみましょう。
「使っかえねー、使っかえねー、役立たねー、私は無能、未熟者、ヘイッ!!♬」
肚(ハラ)の底から声を出しましょう。動きたい人は腕を振ってもいいし、踊りたい人は踊ってもいいです。
とてもネガティブなことを歌っているのですが、不思議なことに「そんなことを想っていた私」というふうに、ネガティブな妄想に呑まれている自分を客観視することができるようになります。
「自分が存在してなければ、この世はしあわせに満ち溢れているか?」って考えたら、そんなことはないはずなんです。
不満を抱く人は、自分が居ようがいまいが文句タラタラです。
そういう人生を送るために本人は不満を実行しているだけ。
相手の人生計画の中で、うっかり地雷を踏んじゃってトラブルになっただけのことで、自分の存在は誰も不幸にしていない。むしろ生きていることで、これから誰かを幸せに出来るかもしれない可能性があるんですよ。
「使っかえねー、役立たねー」証拠はどこにありますか?
どのように実証できますか?
これも実際に役立たずなわけではなく、単なる「言葉」に過ぎないのです。「やくたたねー」っていう5つの文字の羅列だよね?ということ。
メロディーにのせることで頭の中に巡る妄想を、ただの「言葉」と捉えることができるようになります。あいうえお、かきくけこ、の50音の順番を変えて組み合わせた、ただの音でしかないんです。
誰でも知っている陽気な歌に合わせて、陽気に歌ってみるのがおススメですよ。
思考を真面目に捉えるのを辞めるワーク
私たちは自分の妄想や思考を真面目に捉え過ぎなんです。そして深刻になってしまう。
特に自分や他人を無駄に責めたり、自戒したり、その挙句に自己憐憫したりすると、本当に妄想の沼にハマります。
正直ロクなことがないですよね。
内観や反省なら今後を生きる役にたちますが、自責や後悔は正直「役に立つ」思考ではありません。
もちろん感じちゃいけないものではありませんが、そればっかりやっていたら心が動けなくなってしまう。そこに心を固定してしまったらキツいですよね?
だから真面目に捉える必要なんて無いんです。
- では先程のテクニックと同じように、ネガティブな自己評価を思い浮かべてみましょう。「私は〇〇だ」という文体にします。
「私は細かい気遣いができない人間だ」
私はこれにします。あなたはどんな言葉が思い浮かびましたか?
・「私は○○だ」の、○〇を「バナナ」に変えましょう。
「私はバナナだ」と考えて、心の動きを観察してみます。黄色くって細長くて、熟したものを食べると甘くて美味しいヤツ・・・私はバナナ・・・
いかがですか?バナナな自分を創造して真剣になったり深刻になった人はいますか?「いやいや、バナナって何だよ(笑)」と思えたのでは?
私はこれをバナナではなく「私はケンシロウだ」と考えてみました。
わかる人いるかな?「北斗の拳」っていう漫画の主人公で、「アチョー、アタタタタタ」ってめっちゃ高い声で北斗神拳という拳法で戦うこの人です。
似てねー!!というか、もはやそこ問題じゃない。何言ってんの私!!ですよ。
「気遣いができない人間」も「バナナ」も「ケンシロウ」も単なる妄想、思考でしかないんです。
「気遣いができない人間」にはゲンナリしてため息が出るのに、「ケンシロウ」はあり得ないだろ と笑えて来ます。
何故でしょうか?
バカバカしいからです。だって「うわぁぁ、私ケンシロウなんだ!」なんて悩まないでしょ?この感情に呑まれるなんてことは、0.1%もありませんよ(笑)。
妄想を真面目に捉えるから溜息が出てくるんです。
ネガティブな感情が湧き上がってきたら、バカバカしいことを考えましょう。くだらないことを考えてみるんです。
この考え方のトレーニングをすると、あらゆる感情に振り回されなくなれます。それがどんなネガティブであっても。
変声ワーク
さて今日のラストは、アニメのキャラにネガティブな自分の妄想・思考を読ませるワークです。
皆さんアニメって観ます?日本のアニメは秀逸なので、昔親から言われていた「アニメなんか見るとバカになる」なんて言葉はほっぽらかして観てみてください。
(私の親が以前「バカになる」発言をしたのですが、現在は「アニメってスゴイな。日本のアニメはクオリティが高い!」発言に変わっています。)
・あなたが選んだそのアニメのキャラで、とても印象深いキャラをイメージしましょう
私は「鬼滅の刃」に出てくる主人公のお付きのカラス、天王寺松右衛門をイメージしました。
・さて、ネガティブな自己イメージを松右衛門に読ませます。私は似てないけど声真似しました。「クライアントォォ~、幸せにすべきだァ、クライアントォォ!!」
・「クライアントを幸せにしなければいけない」と思い込むと、心理的ダメージが大きいんです。
アニメのキャラ、松右衛門が言っているとなると、その自己評価マインドは、単なるセリフの一つとして捉えられます。
つまり自分の妄想をセリフとして認識できるように、妄想と自分を切り離すのです。
妄想や思考をありのまま受け入れるというのは、単なる言葉・文字の羅列であるということに気付くためです。
そもそも妄想や思考を出来事とくっつけちゃってることが、ありのままじゃないですよね。妄想は妄想、現実はただの出来事だよねと言うのがありのままなんです。 それに気付くためのテクニックを3点、ご紹介しました。今日のお話はここまでにします。
公式LINEを始めた初期は「週1」にしていましたが、今後は「隔週」の投稿にしていこうと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。。