「心の呪縛から抜け出す6つのアクション(前半)」
私たちが心理的呪縛から抜け出した先、人生に生きがいを感じられる毎日を送れるようになる、というのがACTの目指すゴールになります。
そのゴールに到達するプロセスとして、6つアクションがあります。これを実践することで、ゴールに到達することは誰にでもできるようになるといわれています。
今日はそのアクションについてお話していきましょう。
Action1.脱フュージョン
自分の思考・想像や記憶から一歩下がり、自分を切り離す、あるいは距離を置くことです。自分の思考や感情に呑まれ振り回されるのではなく、家の外を走る車や、遠くで走っている電車と同じように自由に行き来させます。すると自分の思考は言葉や映像以外の何物でもないことがわかるようになってきます
。思考を心の中でギュッと握りしめず軽~く持つ、という感覚になるトレーニングをします。これは後ほど実践法をご紹介しますが、最速でネガティブを手離すことができるようになります。
Action2.観察する自己
私たちのマインドには、考える自己(Thinking self)と観察する自己(Ovserving self)という2つの自己がいます。
例えば子供のころにお友達の誕生パーティーにお呼ばれしたとしましょう。
その時に「あ~今日誕生日なんだね。桜が咲くいい時期に生まれたね」と客観的に目の前の出来事を見ているような自分がいます。これが「観察する自己」です。
反対に
「いいなぁ、こんなおいしそうなケーキで祝ってもらえて。あのプレゼント私も欲しい。それに沢山の友達にお祝いされて、この子ばっかりなんかズルい感じ。」
と頭の中でブツブツつぶやく自分がいます。これが「考える自分」です。
考える自分は絶え間なく何かを考え、思考・記憶・比較・ジャッジメント・空想といったものを生み出している部分のことで、私は「思考くん」と呼んでいます。
観察する自分は目の前のことをネガティブでもポジティブでもなく、ありのままに見ている部分で、いうなれば劇を観ているお客様のような部分です。私は「観察さん」と呼んでいます。
この「観察さん」の視点を持って生きられるようになると、ネガティブな感情に振り回されることが無くなるので、人生の生きづらさが半分以上減っていきます。
Action3.「思考・感情の待合室」をDIYする
悲しみや怒りといったネガティブな感情や感覚を、心を開いて受け入れる場所を作ってあげるアクションです。辛い気持ちを感じた時、その辛さに呼吸出来る場所を作って、あるがままの状態にしてあげることです。私は「ネガの待合室」と呼んでいます。
そして待合室でちょこんと座っているネガティブな感情はただ居るだけなので、ほっぽらかしにしておくことができます。
ネガティブな感情があっても「やる気にならない」というような行動のブレがなくなるので、パフォーマンスが安定します。仕事で信頼されるようになれそうですね。
この3つのアクションは、とても取り掛かりやすいと思います。私はこの3つを生活に取り入れたことで、ネガティブな思考・感情が湧き上がっても、比較的短時間で彼らを「待合室」にご案内することができるようになってきました。
そしてネガティブが起こるたび、このアクションのトレーニングができるチャンスがやって来た、よ~し来い!!という感じになっています。
自分のあらゆる感情を拒否しない、否定しない習慣は、とても心が安定しますよ。
今日のお話はここまでにします。次回は6つのアクション(後半)をお話します。お楽しみに♬
「出口のない迷路から抜け出せ!反すう思考を止める5つのコツ」
「反すう思考」
草食動物が食物を消化する方法と、私たちの思考癖を組み合わせた言葉です。
この癖を習慣づけると、常に頭の中で考えている妄想を、現実に体験したと脳が錯覚を起こします。つまり「いつも自分はこんな目に合っている」と思い込んでしまうのです。
思考がポジティブであろうとネガティブであろうと、妄想物語の主人公として生きていることに変わりはありません。
出来るなら私たちは、現実を充実させて生きていきたいのではないでしょうか?
今回のセミナーは「妄想癖」を止めて、「今を生きる」ことができるようになる5つの秘訣をご紹介します。
〇開催日時:9/10(日)13:00~14:30
〇開催場所:オンライン(あなたの好きな場所で)
〇料金:¥3,000
14:30からフリートークタイムを開きます。ルームに残ってお喋り出来そうな人は、どうぞお話しましょう♪
あなたのご参加を、楽しみにしています。
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それではここからどうぞ、いい時間をお過ごしください。