「ネガティブを最速で手放すディフュージョン」
皆さんこんにちは。心と身体のセラピスト心空です。
さぁ、いよいよ具体的な実践編に入ります。今日は自分の中に生まれたネガティブな思考を「受け入れる」ことができるテクニックの概要をお話します。
「ネガティブなんて受け入れちゃったらキツくない?」
「忘れた方が良くない?」
と思う方もたくさんいると思います。美味しいランチを食べれば、お酒を飲めば忘れられるでしょ?って。
でも実は心理学の観点から見ると、ネガティブを消そう忘れようとする行為自体が、エネルギーを浪費し、自己肯定感を下げると言われています。
それがヨガなどのメンタルトレーニングであったとしても、ネガティブを消すために行うものではない、ということなのです。
思考と現実のフュージョン(融合)
私たちが悩んだり落ち込む時、思考と現実の境目がなくなっています。自分の頭に思い浮かんでいる物語を、それが思い違いだとしても事実として受け止めてしまうのが、私たちの日常です。
例えばバイオハザードのゲームをやっている時・・・確かにあのゲーム怖いけど、怖いからってコントローラー放り出して逃げないじゃないですか。
それはこのゲームの物語が現実ではないことを、ちゃんと認識できているからです。
なのに日常では、自分が仕事で失敗した時に「自分はダメ人間だ」という思考が出てきたら、その思考と現実をフュージョン(融合)させてしまうのです。失敗はただの出来事なのに、生まれた思考に呑まれて、本当にダメな自分になってしまいます。
ではフュージョンとはどのような状態のことを言うんでしょう?
・その思考が真実であると思い込んでしまう
・真剣に捉えて全神経を向ける
・強迫と考えて動揺する
このような状態になことを「フュージョン」といいます。
フュージョンを脱する、脱フュージョン
これを何とかするには、思考と現実を切り離せばいいんです。それを脱フュージョンと言います。どんな状態になるかというと
・その思考は単なる頭の中の物語だから、真実かどうかわからないよね
・大切なことなのかどうかもイマイチわからないし
・役に立つ場合だけ注目しよう
・従う必要もないし、正直バカげてることもある
今書いていて感じます。非常に楽だなぁと。
真剣に取り合う必要もないような些末な出来事に、全集中するのは疲れますよねぇぇ。
イヤな体験自体は、実は害ではないんです。その体験が頭の中でネガティブな物語になり、フュージョンをした時に問題になるんです。
私もフュージョンしている自分に気付くことはしょっちゅうあります。これが普通なのです。ASDの特徴が強く出ている時は、めっちゃ感情に呑まれます。
でも「苦しい」という感覚に気付くことができるので、ACTのテクニックを使って物語と自分を切り離しています。このテクニックは対処療法ですが、使えるようになると便利ですよ~。激おススメです。
次回はネガティブな思考から抜け出す、具体的なテクニックをご紹介します。どうぞお楽しみに♬
心空オンラインセミナー
「反すう思考」
草食動物が食物を消化する方法と、私たちの思考癖を組み合わせた言葉です。
この癖を習慣づけると、常に頭の中で考えている妄想を、現実に体験したと脳が錯覚を起こします。つまり「いつも自分はこんな目に合っている」と思い込んでしまうのです。
思考がポジティブであろうとネガティブであろうと、妄想物語の主人公として生きていることに変わりはありません。
出来るなら私たちは、現実を充実させて生きていきたいですよね?
今回のセミナーは「妄想癖」を止めて、「今を生きる」ことができるようになる5つの秘訣をご紹介します。
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14:30からフリートークタイムを開きます。ルームに残ってお喋り出来そうな人は、どうぞお話しましょう♪
あなたのご参加を、楽しみにしています。
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それではここからどうぞ、いい時間をお過ごしください。